相手の間違いを英語で訂正するには?失礼にならず「実はこうです」と伝える方法
英語で相手の誤解や認識違いを訂正するとき、直接『それは違います』と言わずに事実を整理して伝える方法を、実際の仕事で迷った経験をもとに解説します。
英語で仕事をしていると、
「相手の理解が少し違う」
という場面があります。
でも、そこで難しいのが、
「相手が間違っています」
という印象を与えずに、どう事実を訂正するかです。
私も以前、見積書の日付について相手から確認を受けたときに迷ったことがあります。
実際には、会場には最初から11日と12日の両方の空きを確認していました。
ただ、見積書上の日付が11日になっていただけ。
こちらとしては、その事実を説明したいだけでした。
でも英語で、
「いや、そうではなくて」
という言い方をすると、必要以上に反論しているように聞こえないか気になりました。
こういう場面では、
相手の間違いを直接指摘するより、正しい事実を静かに置く
方が伝えやすいと思っています。
結論:相手を訂正するより「事実を補足する」
相手が誤解しているとき、いきなり
That’s not correct.
You misunderstood.
のように言うと、かなり直接的です。
間違い自体を強く訂正する必要がある場面もありますが、日常の仕事ではそこまで言わなくても十分なことが多いです。
私ならまず、
Just to clarify, …
Just to clarify, we had checked availability for both the 11th and the 12th.
のように、
「念のため整理すると」
という形で事実を伝えます。
相手を主語にせず、こちらが補足する形にすると、かなり柔らかくなります。
1. 一番使いやすいのは「Just to clarify, …」
認識をそろえたいときに使いやすいのが、
Just to clarify, …
です。
ニュアンスは、
「念のため確認・補足すると」
くらいです。
例えば今回のような場面なら、
Just to clarify, we had checked availability for both the 11th and the 12th from the beginning.
念のため補足すると、最初から11日と12日の両方について空きを確認していました。
と伝えられます。
さらに見積書の話まで続けるなら、
Just to clarify, we had checked availability for both the 11th and the 12th from the beginning. The quotation simply shows the 11th.
念のため補足すると、最初から11日と12日の両方について空きを確認していて、見積書上は11日と記載されているだけです。
この言い方なら、
「あなたが間違っている」
ではなく、
「状況はこうです」
に焦点を置けます。
2. 「Actually」は便利だけど、使い方に少し注意する
訂正するときに、
Actually, …
を使うこともあります。
例えば、
Actually, we had checked both dates.
実際には、両方の日程を確認していました。
意味としては自然です。
ただ、場面によっては、
「いや、実は違って」
という少し強めの訂正感が出ることがあります。
会話では自然でも、相手がすでに何かを断定している場面では、
Actually
を何度も使うと反論っぽく聞こえることもあります。
なので私は、
- 軽い訂正なら
Actually - 認識合わせなら
Just to clarify
くらいに使い分けると分かりやすいと思います。
3. 相手ではなく「情報」を主語にする
訂正するときに強く聞こえやすいのは、
相手を直接主語にしたとき
です。
例えば、
You got the date wrong.
You misunderstood the quotation.
は、かなり直接的です。
仕事でそこまで言う必要がないなら、情報や状況を主語に変える方が使いやすいです。
例えば、
The quotation shows the 11th, but we had checked availability for both dates.
見積書には11日とありますが、空き状況は両日とも確認していました。
または、
Both dates had already been checked with the venue.
両方の日程について、すでに会場へ確認していました。
こうすると、
誰が間違えたかではなく、何が事実か
に話を移せます。
4. 「but」を使うときも、反論っぽくしすぎない
訂正するとき、
but
は便利です。
ただ、
No, but …
That’s wrong, but …
のように使うと、当然ですが強くなります。
一方で、
The quotation shows the 11th, but we had checked availability for both dates.
のように、
2つの事実をつなぐために使う
なら自然です。
つまり、
「相手の発言を否定する but」
ではなく、
「状況Aと状況Bの違いを説明する but」
として使う方が仕事では扱いやすいです。
5. 「My understanding is …」は認識合わせに使いやすい
相手との認識が違うけれど、
自分の理解も100%正しいと断言しづらい。
そんなときは、
My understanding is that …
が使えます。
例えば、
My understanding is that both the 11th and the 12th were checked with the venue.
私の理解では、11日と12日の両方について会場へ確認済みです。
この言い方は、
「あなたが間違っています」ではなく、「私の理解はこうです」
という形になります。
そのため、
- 関係者が多い
- 情報が複雑
- 自分も確認しながら話したい
という場面で使いやすいです。
ただし、事実が完全に確定しているなら、
Just to clarify
で直接整理した方が分かりやすいこともあります。
6. 「I may not have explained this clearly」は自分側に余白を作れる
相手が誤解している原因が、
こちらの説明不足だった可能性もある。
そんなときは、
I may not have explained this clearly.
と入れると柔らかくできます。
例えば、
I may not have explained this clearly, but we had checked availability for both the 11th and the 12th.
説明が十分明確ではなかったかもしれませんが、11日と12日の両方について空きを確認していました。
これは、
「相手が理解できなかった」
と責めるのではなく、
こちらの説明にも余地があったかもしれない
と置く表現です。
実際にこちらの説明が悪かったかどうか分からない場面でも、関係性を保ちたいときには使いやすいです。
ただし、毎回自分の非を認める必要はありません。
明確な事実を伝えるだけなら、
Just to clarify, …
で十分です。
7. 強さを比べると
相手の認識を訂正する表現にも、強さがあります。
柔らかい認識合わせ
My understanding is that both dates were checked.
強さ:●○○○
「私の理解では」という形。
まだ事実確認の余地があるときに使いやすいです。
自然な補足・訂正
Just to clarify, we had checked both dates.
強さ:●●○○
仕事でかなり使いやすい。
相手を責めずに、正しい情報を置けます。
少しはっきり訂正
Actually, we had checked both dates.
強さ:●●●○
会話では自然。
ただし、文脈によっては「いや、違って」と少し強く感じることがあります。
直接的
That’s not correct.
You misunderstood.
強さ:●●●●
明確に相手の認識違いを指摘します。
通常のちょっとした認識違いなら、ここまで強く言わなくてもいいことが多いです。
8. 今回のような場面なら、私はこう言う
今回のように、
- 会場には最初から11日と12日の両方を確認していた
- 見積書は11日になっている
- 相手がその点を誤解している
という状況なら、
まずは、
Just to clarify, we had checked availability for both the 11th and the 12th from the beginning. The quotation simply shows the 11th.
くらいで十分だと思います。
もう少し柔らかくするなら、
Just to clarify, we had checked availability for both the 11th and the 12th from the beginning. The quotation happens to show the 11th.
のようにしてもいいです。
ポイントは、
「あなたの理解が違う」とは言っていない
ことです。
ただ事実を整理しています。
9. 相手の間違いを直すことより、仕事を前に進める
仕事では、
「誰が正しいか」
をはっきりさせることより、
同じ認識で次に進めること
の方が重要な場面も多いです。
だから相手が少し誤解していても、
You misunderstood.
と指摘する必要は必ずしもありません。
それより、
Just to clarify, …
My understanding is that …
The quotation shows …, but …
のように、
事実・自分の理解・違い
を整理する。
その方が、相手との関係を悪くせずに仕事を進めやすいです。
そのまま使うなら
念のため事実を整理する
Just to clarify, we had checked availability for both dates.
少し慎重に認識を伝える
My understanding is that both dates had already been checked.
軽く訂正する
Actually, we had checked both dates.
こちらの説明不足の可能性も残す
I may not have explained this clearly, but we had checked both dates from the beginning.
情報の違いを説明する
The quotation shows the 11th, but we had checked availability for both the 11th and the 12th.
英語で訂正するときに迷うのは、文法より「相手をどう扱うか」
英語で相手を訂正するとき、
文法的に正しい英文を作るだけなら、そこまで難しくないこともあります。
難しいのは、
「これ、反論しているように聞こえないかな」
「相手の間違いを指摘している感じにならないかな」
という部分です。
私自身、仕事ではこういう細かいニュアンスで何度も迷います。
そんなときに意識しているのは、
相手の間違いではなく、正しい事実を主役にすること。
相手を否定せず、
「状況はこうです」
と整理する。
それだけでも、英語での訂正はかなり言いやすくなります。
このブログでは、こうした、
「正しい英語は分かる。でも仕事では、どう言えば角が立たない?」
という迷いも、一つずつ整理していきます。